社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「吃ってるな」
「拓斗さんの所為です」
拓斗さんが魅力的でこれでもかと素敵で、そんでもって優しいから。
それプラス拓斗さんの裸と来れば誰だって…
「どうした?」
「何でもないですよ」
「言っとくが優子が初めてだ。こうして抱きしめながら風呂に入るのは」
えっ。
拓斗さんも初めてだったの?
「えへへへ」
嬉しくなり頬を緩ませながらお腹にある、拓斗さんの手の上に自分の手を重ねる。
愛おしいからだぞ、と言ってくれた拓斗さんにますます笑顔になっていると。
「……っ」
赤ちゃんがお腹の中で動いた。
拓斗さんもそれを感じれたのかビクッと掌をさせた。