社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
―…それから拓斗さんはいっぱい赤ちゃんと私について思った事を私に話してくれた。
そして聞く度に赤ちゃんも私も、拓斗さんに沢山愛されているという事実が分かって自然と頬に涙が伝っていく。
「情けないだろ?」
拓斗さんは‘子供に嫉妬してる’と言ったけど私には‘滅茶苦茶子供を愛してる’に聞こえてくる。
それになにより拓斗さんの顔は背中越しづ見えないけど、とてもいい顔をしていると思う。
「情けなくなんてないですよ」
ちっとも聞いててイヤな気持ちもしないし、赤ちゃんも私と同じような気持ちで…
ドキドキのようなほっこりのような落ち着いた気持ちになっているはず。
「それに拓斗さんがそれを嫉妬というなら私は常にしてますよ?」