社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
背中に視線を感じながらも、やっと下着を着終わりパジャマに手を伸ばしたその時。
「それ以上はいいだろう?」
と、拓斗さんはパジャマに伸ばした私の手を掴むと私の背中を軽く後ろにひいた。
その衝動で私の背中は拓斗さんの胸元へ。
「拓斗さん…?」
「このままいいか。ベッドに連れていっても」
それって…
「―…優子を抱きたい」
今までも、拓斗さんとお風呂に入ってる時も身体を洗ってもらってる時も。
何度も何度もドクンドクンやドキドキと胸の鼓動が早くなったけど…
‘抱きたい’という言葉の方がドクンドクンもドキドキも勝っている。
抱きたいと拓斗さんに言われて私が断る事はまずない。