社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



だからこそその言葉にはそういう行為をしますよの合図となる訳で。


拓斗さんに身体全体で愛してもらえるんだと思うと、自然と鼓動が早くなっていく。





「顔真っ赤だな」

「あっ、あの…。よろしくお願いします」





お腹に赤ちゃんが宿ってから拓斗さんは、私とそういう行為をするのはやめた。


安定期に入ってからは産婦人科の先生もオッケーサインを出すけれど、拓斗さんはそれでもと思うみたいで。


そういう雰囲気になったとしても、最終的に私だけ気持ち良くさせてくれるだけだった。


私としては気遣ってもらえるのはとても嬉しい事。


なのに、そう思っていても心の底ではどうして私だけなんだろうと思ってしまって。


今日は拓斗さんも…


恥ずかしいけれど素直にそう思う。



< 442 / 514 >

この作品をシェア

pagetop