社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
部屋を出る前にもう一度鏡で自分の姿を見つめる。
髪型はアップにされていてきっちりではなくゆるゆるに巻かれ、前髪は下ろしてありそして頭の上には輝くティアラ。
お化粧はばっちりになるかと思いきや意外と見た目はナチュラルになっていて、それでもいつもの2倍以上目が多く見える。
「自分に見蕩れちゃって」
「だって…」
「泣かないの。折角してもらったメイクが台無しになるじゃない」
そしてメインであるウェディングドレスは所謂プリンセスラインと言われてる種類で、たくさんのフリルがついていて背中には大きなリボン。
きっと拓斗さんが聞いてきたリボンは好きか?はこの事だったんだね。
「っていうかお母さんいつの間に着替えたの?」
「ついさっきよ」