社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「来年もまたこうやって歩きたいです。当日じゃなくても記念日を過ぎた次のお休みにでも」
「あぁ、出来る限り当日に。いや出来る限りじゃないな…」
「拓斗さん?」
「串田が俺の秘書で居る限り4月24日は必ず休みになると思う」
確かに拓斗さんの言う通りになるかもしれない。
それは私の願望かもしれないけど…
今までの事や拓斗さんの話を聞いてきて思うのは、串田さんは凄く凄く拓斗さんを思ってスケジュール調節をしてるという事。
「じゃあ、来年は3人ですね」
「今だって3人だろう?」
と、拓斗さんは私のお腹に視線を向けた。
「それに来年は4人の可能性だってある」
「えっ」
「来年もまた優子が妊娠してるかもしれないだろう?」