社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
それでも拓斗さんは痛いの一言も言わず、握りしめてる私の手を優しく撫で時に一緒に力を入れてくれたり。
立ち会い出産を拒んでいたけど今になってやっと立ち会い出産になって良かったと思う。
どうするかを決めていた時に断固して立ち会い出産をすると言った拓斗さんに感謝だ。
「飯田さん。いいですか?」
「……っ…」
「次の痛みがきたら息むんですよ!赤ちゃんが出たがっていますから」
赤ちゃんが出たがって、いる…
「赤ちゃ…ん」
「そうですよ。ですから頑張りましょうね!赤ちゃんも飯田さんと同じで早く会いたいと思っています」
「……」
「今からのを乗り越えれば…。と思ってください。ほら、いきますよ!」
その先生の言葉通り私は力を入れて息む。