社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
男の子なら拓斗さんが女の子なら私が決めるという話しになったり。
出産する優子が決めるべきだろう?とか、それに対して私が一家の主である拓斗さんが決めるべきですよ!と言ったり。
でもね。
今まで色んな話し合いをしてきたけど、出産してみてはっきりと分かったんだ。
絶対にこの子の名前は拓斗さんに決めてもらわなくちゃって。
「俺は若くない。だから流行りの名前ではないかもしれない。それでもいいのか?」
「流行りの名前だからって良い事があるんですか?」
「……」
「教えてください。早く赤ちゃんを名前で呼びたいんです」
お願いしますと頭を下げれば拓斗さんは分かったと言い一枚の紙を取り出した。
拓斗さんの持つ紙に名前が書かいてあるかもしれないと思うだけでもう緊張。