社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「うーちゃん」
瞳子を抱き上げてリビングへと入る。
寝起きでお腹も減っていなくオムツも汚れていなく機嫌がいい瞳子を、拓斗さんが覗き込むとより機嫌が良くなりキラキラの瞳になっていく。
「かわってもらってもいいですか?」
表情もまだ豊かというわけではないけど拓斗さんに抱っこされてる時は嬉しそうな顔。
私の方が一緒にいる時間は長いのにちょっとだけ拓斗さんに嫉妬。
拓斗さんの表情だってそうだ。
凄く嬉しそうな顔で瞳子を見つめていて、そんな瞳子にもちょっと嫉妬。
ほんと幸せな嫉妬だよね。
「また重くなったんじゃないか?瞳子は成長が早いな」
「私もそう思います」
ツンツンと瞳子の頬っぺたを指で突く。