社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
『ねぇ、拓斗。あなたもちゃんと気を付けなさいよ』
「俺は優子に暴力を振る訳ないが」
俺が優子に暴力?
考えてみるが想像すら出来ない。
『そうじゃないわ。気を付けるのは子育ての事。今は拓斗に子供が居なくても、いつかは拓斗にも子供が出来る。その時、拓斗はちゃんと支え子育てを手伝ってあげられるの?』
俺と優子に子供が出来たとすれば、優子に対する想いと同じくらいその子供に対し愛情を注ぐだろう。
襁褓替えや、ミルク飲ましも仕事ある時は出来ないがそれ以外ならする。
『言っとくけど可愛がるだけじゃ駄目なのよ。家族として過ごしていくにもちゃんとアシスト出来る?忙しいから手伝えないなんて子育てには全く通用しないって事は知っておいた方がいいわ』