社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
『万が一子育てノイローゼに陥った時に妻を助けてあげられるのは旦那だけ。子育ては女の仕事。そんな古くさい意思も、子供が出来ればこれは全くちっとも通用しないという事が知れる。子育ては二人でするものよ。一人でさせるものではないんだから』
子育ては女の仕事とは思っていない。
だが、俺には何が出来る?
休日が必ずある訳ではない、こんな風に出張をする事もしばしばで、第一家に居る時間は限られている。
短時間の間だけ手伝った所で後の事は優子任せになってしまうだろう。
『拓斗なら大丈夫だと思うけどちょっとだけ忠告しといてあげる。タイミングは大事なんて、デキ婚したした人からそんな忠告は言われたくないわよね?』
タイミング、か。
俺にその時が来るのだろうか?