社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
産婦人科で陽性が出たと報告を受けても、産むだけの選択ではなく産まない選択もある事に。
産む以外考えてなかった私はその選択もあった事に気付かなかったけれど…
「飯田さんは…、ご結婚されているようですのがまだまだお若いですし、色々な選択があるかと思われます」
黙り込む私を見て先生はなにやら勘違いしてしまったみたい。
「どうされますか?これは勿論今日今すぐに決めて下さいとは言いません。今から内診だけし自宅に帰宅する事も可能です、母体の事を考えるとなるべく早い決断してもらう事になります」
そうですねぇとカレンダーに視線を向けた先生に、私は口を開いた。
「産みます。このお腹にいる赤ちゃん…、この子を絶対に産んで幸せにします!」