社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



何やらカチャカチャと何かを動かす音がして、始まるのかもと生唾を飲み込んだ。


多少の痛みなら我慢できるけど、すごく痛かったら…


どうか痛くありませんようにと願わずにはいられない。





「今から検査するのは膣鏡と超音波検査と、先ほど飯田さんに説明をした採取です。ではまずは膣鏡という器具を挿入しますね。少し痛いかもしれませんが、なるべく早く終わらせますので我慢してくださいねー」





その先生の合図に、膣鏡という機具が私の中へと入ってきた。


うぅ、痛い…


なるべく力を入れないように意識し、目を瞑ると力が入りそうだからと天井を見上げる。


天井に飽きたら先生と私を仕切っているカーテンを。


そんな風にほんの少しでも痛みから、違和感から、気を紛らすように…



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