社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



私のイメージでは悪阻はどんなに辛くても一人で我慢しなければいけない事、というイメージがあったけれど、悪阻も産婦人科に来て先生に診てもらえる。


先生が教えてくれるまで全く知らなかった。





「悪阻が重すぎるのは妊娠悪阻という病名がついています。悪阻と書いて‘つわり’の他にも‘おそ’とも呼ぶんですよ。その場合の読み方は後者で、妊娠悪阻では入院し治療したり薬治療をする場合もあります。もしそうなった時は出来るだけ早い対処をする事が、お母さんににも赤ちゃんにも大事な事です。これは悪阻だけに言える事ではありませんが、今までなかったのに妊娠してから出るなんらかの症状は赤ちゃんからのSOSという事もあります」





赤ちゃんからのSOS…?


私はその言葉に、食い入るように先生を見つめ次の言葉を待った。



< 87 / 514 >

この作品をシェア

pagetop