私の日常+君
「以上ー・・・」
うとうとしていたら 長ったらしい校長の挨拶も終わって
『新入生が退場します。』と、アナウンスが入り
吹奏楽部の私は楽器を構え他の部員と
退場の曲を奏でる。
~♪~…
新入生が全員退場して 演奏も区切りよく終わり、
2、3年生も先生の指示に従い各クラスへ戻っていく。
私も楽器など一式片付けてから、 自分のクラスへ戻る。
中に入ると クラス替えしたばかりで、私が全く知らない人たちが
楽しそうに話しているのが目に入った。
…あーぁ 知らない人ばっか。
軽くため息をつきながら窓の向こうを見ていたら
「奏~」
私の名前を呼ぶ
唯一(?)聞き慣れた声がした。