私の日常+君




 声の主は 私の友人の日向 葵ちゃんだった。


彼女はすごい美少女だ。
  って・・・今は関係ないか。





「奏、どしたの?  ボーっとして」


  「んー  知らない人ばっかりだなーって思ってさ。」


「奏は人の顔と名前覚えるの苦手だからねぇ。
 自分のクラスの人くらい覚えないといけないよ?」




 ・・・うーん。 そうは言われてもなぁ。



  「じゃあ 気が向いたら覚えるよ」
私はそういっておいた。



  「3年生かぁ    中学の最後、良い事があるといいねぇ。
    奏には良い出会いも♪」

そういって葵ちゃんは向日葵のように明るく笑う。




 ……出会いかぁ・・

















 ――――ガラガラ・・

「お前ら席に着けー。 HRやるぞー」

 先生が来て、皆席につきHRが行われた。








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