ハーレム ブラッド2
幸大のアパート


「ただいま…って、咲子は寝てるのか?」

真っ暗な部屋を見て幸大が言う。


ギンッ!

幸大の眼が銀色に輝く。

「電気を点けて起こしたら悪いからな。」

幸大が暗闇の中を行動する。


数十分後



すっ…

風呂から上がった幸大が咲子の近くに座る。

「色々あったから疲れたな…」

幸大が呟く。

「悪かったな、ついててやれなくて。」

幸大が咲子の頭を撫でる。

「謝るくらいなら…最初から姫野さんといちゃいちゃせずに帰って来たら良かったと思いますよ?」

咲子が言う。

「な!?

起きてたのかよ…」

幸大が言う。

「はい。

それから姫野さんからもこのようなメールを受け取っています。」

クーニャにも届いた例のメール。

「あ…いや…これは…」

「言い訳は男らしくありませんよ?」

「すみませんでした…」

幸大が言う。

「罰として私のお願い事を3つ聞いてください。」

咲子が言う。

「あ…ああ…」

幸大が言う。

「まずは…夕食を作ってください。」

「え?

あ…そう言えば俺もまだだったな…


何が食べたい?」

幸大が言う。


「焼きうどんが食べたいです。」

「はいはい…」
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