ハーレム ブラッド2
「それぞれの立場を改めて確認しましょう。」

優衣が言う。

「ではまず私が。」

咲子が言う。

「そうね…。

不本意だけど幸大の一番身近だもの…。」

姫野が言う。


「私の立ち位置は強いていうなら…


内縁の妻…ですね。」

咲子が言うと全員が殺気立つ。



「いきなり爆弾発言するな!!」

幸大が言う。

「じゃあ私ね。」

姫野が言う。

「私は…姉さん女房…ね。」

「いや、女房のカケラもないから!!」

幸大が言う。

「そもそもこのままじゃ皆さん適当なことしか言わないんじゃ…」

沙羅が言う。

「ただ単純に幸大が誰を好きか言えば早いだろう?」

マリアが言う。



「俺は9人全員を愛してる。」

幸大が言う。

ゴッ!

姫野の肘撃ちが幸大の顔面を穿った。


「その態度が問題なのよ…」

姫野が言う。

「ぼ、暴力は好きくない…」

「幸大さん、日本語がおかしくなってますよ。」

咲子が言う。



「あの…私は幸大君のことが好きだし…

相思相愛ってことよね?」

優衣がモジモジしながら言う。
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