ハーレム ブラッド2
「それだけかよ…」

幸大が言う。


「幸大君♪」

クーニャが抱き付く。


「うわっ!?

山下さん!?


な、いきなり何を!?」

幸大が言う。


「私と幸大君はこーゆーことをいつもしていた仲なんだよ?」

クーニャが言う。

「そうなんですか?」

幸大が姫野や咲子の方を見る。

「そうね。

まぁ…クーニャだけじゃなくて私たち吸血鬼組は皆ね。」

姫野が言う。


「そーそー。

だから、幸大君は私にぜーんぶ任せてね?

忘れちゃったんなら…ここから新しい関係を…」


ガシッ!!

華乃がクーニャの襟首を引っ張る。

「うぎゅっ!?」

クーニャが苦しむ。


「なぜ…君は服を脱がそうとするのだ?」

華乃が言う。


「えーと…子作り?」


「ハァッ!」

華乃がクーニャを窓から放り投げた。


「ひにゃぁぁぁぁっ!?」


バサッ!

クーニャが飛んで戻ってくる。


「あ…戻ってきた。」


マリアが言う。



「でもクーニャさんの言うことも一理ありますわ。


せっかく私たちにも有利になったのですから…ここから新しい関係を築くのも悪くありませんわ…」


アゲハが幸大に後ろから抱きつき幸大の胸板を手で優しくなぞる。


「いや…アゲハ、手付きがいやらしいわよ!」

朱鳥が怒る。
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