ハーレム ブラッド２

「あ、ありがと…」

朱鳥が小さく言う。


「どういたしまして。」

幸大が言う。

ヒュッ…


教室内に紙飛行機が入ってきた。


「おっ…来たな。」

幸大が紙飛行機を分解して中を見る。


「どう？」

朱鳥が言う。

「そうだな…

まず、華乃の演劇だが…体育館を使う生徒が多いから無理だ。

教室でやるにしても…黒幕の確保が難しいみたいだ。」

幸大が言う。


「なら、仕方ないな。」

華乃が言う。

「それからアゲハのホラーチックなモノってのも必然的に黒幕を使うよな？」

幸大が言う。

「ええ。

できれば暗い雰囲気が良いですわ。」

アゲハが言う。

「他のクラスでお化け屋敷をするクラスが２クラスある。

黒幕はもうすでに行動に移したらしく確保できる数が少ない。」

幸大が言う。

「でしたら仕方ありませんわ。

私は諦めます。」

アゲハが言う。


「えーと、じゃあ…姫野とマリアの飲食店で良いの？」

朱鳥が言う。

「俺に聞くな。

クラスのみんなに聞け。


まぁ、飲食店系列は去年よりは少ないけど…

それなりってとこだし…問題はないだろ。」

幸大が言う。


「じゃあ…皆、飲食店で良いかしら？」

朱鳥が皆に意見を聞いた。