ハーレム ブラッド２

「そうか…

なら…俺と家族にならないか？」

「うぇぁっ!?」

マリアが体をビクンと動かした。


「お前が今の家族が嫌いなら…


もう一つ、お前の大好きな家族があっても良いんじゃねぇか？」

幸大が強くマリアを抱き締める。


「そ、そそ…それはプロポーズってヤツか!?」

マリアが言う。


「そう受け取ってくれたら嬉しいな。」

幸大が言う。

「このスケコマシ!!

他の奴らにもプロポーズするんだろ、どうせ？」

マリアも幸大に強く抱きつく。


「まぁ…な。

ダメか？」


「もう…勝手にしろよ。

どっちにしろ私は…お前を手離す気はまったく無いからな!!」


「ああ。

じゃあ…プロポーズはOKってことか？」


「ダメだ。」

「え？」

「私と…あいつらの全部を思い出したらまたプロポーズしろ。


その時になってから考えてやるから。」

マリアが言う。

「そうだよな…」



「良いぞ？

私の血を吸って。」


「良いのか？」

「ああ。」


「じ、じゃあ…」

マリアの首に顔を近づける。

「あ…」

マリアが言う。

「ん？」

幸大が言う。