ハーレム ブラッド２

「はぁ…

マリアさんの血を吸ったんですね？

華乃さん…ヴァンからの説明は聞いてたはずですよ？

吸血後の幸大さんはケダモノだと…」

咲子が溜め息混じりに言う。


「そうだったな…。」

華乃が言う。

「悪い…落ち着くまでもう少しこのままで…」

幸大が言う。

「落ち着くまでどころか…私はずっとでも構わないがな。」

華乃は幸大の背中に手を回し、優しく幸大の背中をポンポンと叩く。


「華乃…」

ペロッ…

幸大が華乃の耳を舐める。

「ふにゃっ!?」

華乃が奇声を発した。

「き、きき、君はいきなり何をするんだ!!」

「余りにも可愛いから…」

「だからっていきなり…」


はむっ…

「にゃうっ!?」

幸大が華乃の耳をあま噛みするとまた奇声を発した。


「悪い…つい。」

幸大が言う。


「つい…だと？

次、何かやったら…その…君の悪い口を塞ぐからな？」

華乃が顔を赤くしながら言う。


「何かやったら？

何かする前に塞がなくて良いのか？」

コツンッ…

幸大が華乃と額を合わせて言う。


「確かに…君の言う通りだな。


はむっ…ん…」

華乃が幸大にキスをする。