ハーレム ブラッド2
「はい、終了!」

姫野が幸大の後ろから腕を回して首を絞める。

「ギブ!ギブ!」

幸大が姫野の腕をタップする。


「ふぅ…

幸大君のその副作用は危険過ぎるな…」

華乃は顔を真っ赤にしながら言う。


「幸大さん…落ち着きましたか?」

咲子が言う。


「ああ、何とかな。

だけど…かなりヤバイな。


理性も少しはあるし、意識もハッキリしてるのに体が勝手に動くような感じで我慢ができない。」

幸大が言う。

「今回はたまたま私たちが来たから良いけど…

もし二人きりの時に血を吸われたら…」

朱鳥が言う。

「既成事実を作り放題ね…ふふふっ…羨ましいわ。」

アゲハが言う。


ピクッ…

吸血鬼組の6人が動きを止める。

「アゲハの言う通りね…」

姫野が言う。

「子ども作り放題だにゃ〜」

クーニャが言う。

「…。」

咲子が何かを思索する。

「ま、まだ子どもなんて早いですよぉ〜」

沙羅が妄想の中に入る。

「はぅ〜

そんな…まだ、心の準備が…」

優衣も妄想の世界へ旅立っていた。



「幸大、血を吸いたくなったらいつでも言えよ?

一回吸うのも百回吸うのも一緒だ。」

マリアが言う。
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