ハーレム ブラッド2
「いただきます…」

かぷっ…ちうちう…


クーニャが幸大の血を吸う。


「クーニャ…」

幸大が左手でクーニャの頭を優しく撫でる。


ちうちう…


スッ…

幸大がそっと右手を腰に回す。

「ぷはっ…

続き…する?」


「あ、ああ…」

幸大の歯切れが悪くなる。


「残念ですが…チキンでヘタレに戻った幸大さんがこんな屋外で先ほどの続きをできるとは思えませんよ?」

咲子が現れた。

「え?

な、何で?」

クーニャが言う。


「俺にもわかんねぇけど…何か…戻った。」

幸大が言う。


「さっきヴァンから聞いたのよ…副作用はどうすれば治まるのかって…」


姫野が言う。

「ヴァンいわく…

相手の血が幸大さんの体内に残っているから副作用が起きるのであって…

幸大さんの能力があればしばらくすれば自然と治まる他に、


幸大さんの体内に残っている血を吸ってしまえば体内から消えるのですぐに治まるそうです。」

咲子が言う。


「でも、でも!

幸大君がせっかく血を吸ったのにそれをまた吸っちゃうと無意味になるじゃん!!」

クーニャが言う。


「幸大の能力はかなり万能だから…すぐにデータを取れるから血を吸った瞬間に私たちが吸っても問題ないわよ?」

姫野が言う。

「ぶ〜!」

クーニャが怒る。
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