ハーレム ブラッド2
「幸大さん♪」


沙羅が言う。

「ん?」

「ぎゅーっ!」

沙羅がそう言いながら抱きつく。


「お、おい?」


「幸大さん♪

幸大さんもぎゅってしてください。」

「あ…ああ…」

幸大が抱きしめ返す。




「どうなってんのよ…」

姫野がドアの所に立っていた。

「君が遅いから探しに来たんだ。」

華乃が言う。

「ちなみに…どの辺りから見てた?」

幸大が言う。

「沙羅ちゃんが幸大君の指から血を吸ったあたりからだよぉ。」

クーニャが言う。

「それにしても…沙羅がめちゃめちゃ性格が変わってるぞ!?」

マリアが言う。

「幸大の副作用が沙羅に移ったんじゃないかしら?」

朱鳥が言う。


「先生もいい加減気がついてるなら起きてはどうですか?」

咲子が言う。

「き、気づいてたの!?」

優衣が起き上がって言う。


「薄目を開けて幸大様と沙羅を見てたらバレバレよ。」

アゲハが言う。


「お前ら、見てたなら言ってくれよ…」


「幸大さん!

私とイチャイチャしてるのに他の女の子と話さないでくださいよぉ〜!」

沙羅が泣き出す。


「あ…ごめんごめん。

ほら…沙羅、ちゃんとお前のことを見てるから泣き止んでくれよ…」

幸大が沙羅の頭を撫でながら言う。
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