ハーレム ブラッド2
「あれは生徒会や教師がチェックする企画書に添付するやつだ。


あんなもん出しても通らない。


が、当日までに出来ちまったものが…企画書の資料と違うものができてもしょうがないだろ?

今回だって前以て知ってたら言いくるめてやったのに…」


幸大が言う。

「幸大も中々の悪だな。」

マリアが言う。

「あんたならマジでやりそうね…」

朱鳥が言う。


「それに…他の奴に見られるのは嫌だけど…俺が見る分に関しては…

そりゃ…お前らが可愛いのを着てるのは見たいしさ…」

幸大が目線を上の方に向けながら言う。


「幸大君!!」

ガバッ!

クーニャが抱きつく。

「な!?

おまっ、ここ学校だぞ!?」

幸大が言う。

「私も幸大君にできるだけ可愛いのを見てほしくて…

でも、ごめんね?」

クーニャが抱きついたまま言う。

「あんた…いつまで抱きついてるのよ。」

姫野がクーニャを幸大から剥がす。


「私も…止めなくて悪かったわ。

学校祭だからって浮かれて、ちょっと可愛い衣装を着てみたくて…」



「だから…もう良いって。


それに…今のままの衣装で十分過ぎるくらい…可愛いぞ。」


「「な!?」」

姫野たちが一斉に顔を赤くした。



こうして学校祭が始まりを告げた。
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