ハーレム ブラッド2
「お前…俺がいつもどんな手口で女を捕まえてるか知ってるか?」

佐藤が言う。

「何となくな…」


「最初の頃は初めは真面目そうに振る舞って女を部屋やホテルに連れ込むってのが手口だったんだが…


学校じゃ悪評が広まったから外でナンパやネットの出会い系で女を半ば強引に連れ込んで


ネットで買った海外製の媚薬を使ったあと…ヤることをヤって写真をとって脅すってのが最近の手口だ。」


「悪どいなぁ…で?」


「この前…たまたま引っ掻けた女が極道者の女だったんだ。


その極道者に名前も顔も覚えられた。

学ランのボタンも1つちぎられたから学校も知ってるはずだ…」



「つまり、ヤクザの女に手を出して…

命を狙われてるんじゃないかって怯えてるんだな?」


「あ、ああ…

その女は極道者と別れたがってて…

俺たちは極道者とは知らなかったからいつものように取り巻きと一緒にそいつをボコりに行ったら…


極道者に囲まれそうになって逃げたんだ。


その極道者は組長の息子…って周りのヤクザは言ってた。



それ以来、取り巻きも俺から居なくなっちまった。

居るのは脅して捕まえてる女だけだ。」

佐藤が言う。
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