ハーレム ブラッド2
「事情はわかった。

その極道者が来たら俺がブッ飛ばすからお前は教室でシフトに入れ。」

幸大が言う。

「は?

ブッ飛ばすって言うけどな…相手は銃だって持ってたんだぞ!?」

佐藤が言う。


「ふぅ…

小さな男ね、相変わらず。」


アゲハが言う。

「アゲハ?」

「幸大様が佐藤を呼びに行ったと聞いたので警戒をして、来たのですが…

話も聞きましたわ。」


「俺の何が小さいっつうんだ?」

佐藤が言う。

「あなたは知らないわよね?


私の父も極道者よ?


そして幸大様は私を極道者から守ってくれたわ。

拳銃もものともせずに。」

アゲハが言う。

「…。」

佐藤が言葉を失う。


「お前がどんだけ悪人でも…俺の女に手を出さないならクラスメートだ。


助けてやるさ。

だから…さっさとシフトに入れ。」


「岡田…」

「さっさとしろ。

これ以上優衣に心配掛けたら殺すぞ?」

幸大が言う。


「岡田…

あ、いや…幸大。


サンキュー…」


「…おう。」



「あら…和解?」

アゲハが言う。


「まぁ…そんなところだ。

アゲハも確か役割が当たってたよな?」

幸大が言う。

「露店の方の宣伝よ。」

アゲハがプラカードを見せる。


「じゃあ…優衣、アゲハ。

行くか。」

幸大が言う。

「はい…どこへなりともお供しますわ。」

アゲハが言う。

「学校祭が楽しくなると良いよね。」

優衣が言う。
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