ハーレム ブラッド2
ガサッ…
「な!?
あれは…犬?
いや…確か狼?」
幸大が呟く。
現れたのは狼が二匹だった。
「二人とも…何でその姿なんだよ…
狼ってのは見られたら即、通報されんだぜ?」
行正が言う。
「先ほどまでは人間の姿だったが…奴らの姿を確認したから急いで場所を移した。」
狼が言う。
「ところで、行正。
あなたは『人狼』だと言うことは周りにバレてない?」
母親らしき狼が言う。
「ああ。
親しい友達は1人くらいしかいないし。」
行正が言う。
「その1人にもバレてはならないぞ?
人狼は常に人間からは恐れられ、駆逐されてきた。
お前の友達もその人間の一種だと言うことを忘れるな。」
父親らしき狼が言う。
「ああ…わかってる。
幸大だって…幸大ってのは俺の友達のことなんだけどさ。
俺が人間じゃなくて『化け物』だって解ったら…居なくなっちまうさ。
だから…他の人間が傍から居なくなっても、幸大にだけはずっと友達で居て欲しいから…絶対に隠し通すさ。」
「そうか…なら良いのだが…」
「ふざけんな!!」
バゴンッ!
幸大が校舎を殴ると拳がめり込んだ。
「な!?
あれは…犬?
いや…確か狼?」
幸大が呟く。
現れたのは狼が二匹だった。
「二人とも…何でその姿なんだよ…
狼ってのは見られたら即、通報されんだぜ?」
行正が言う。
「先ほどまでは人間の姿だったが…奴らの姿を確認したから急いで場所を移した。」
狼が言う。
「ところで、行正。
あなたは『人狼』だと言うことは周りにバレてない?」
母親らしき狼が言う。
「ああ。
親しい友達は1人くらいしかいないし。」
行正が言う。
「その1人にもバレてはならないぞ?
人狼は常に人間からは恐れられ、駆逐されてきた。
お前の友達もその人間の一種だと言うことを忘れるな。」
父親らしき狼が言う。
「ああ…わかってる。
幸大だって…幸大ってのは俺の友達のことなんだけどさ。
俺が人間じゃなくて『化け物』だって解ったら…居なくなっちまうさ。
だから…他の人間が傍から居なくなっても、幸大にだけはずっと友達で居て欲しいから…絶対に隠し通すさ。」
「そうか…なら良いのだが…」
「ふざけんな!!」
バゴンッ!
幸大が校舎を殴ると拳がめり込んだ。