ハーレム ブラッド2
「まぁ…そういうことだ。」

幸大が元の姿に戻り衣装を着る。


「幸大は吸血鬼だったのか?」

「まぁ…2年の終わり頃からな。」

幸大が言う。


「…。

そうか。」

行正が言う。


「まぁ…わざわざ言うことも無いかなって思ったし…

いつも一緒にいる皆の中にも何人か吸血鬼がいるからさ…

簡単に言うこともできなかったんだよ。」

幸大が言う。

「そうか。

まぁ…これからもよろしく。」

行正が言う。

「ああ。

あ…それから、実は生まれつき特殊な能力があってさ…」


幸大は自分の能力についても話す。

「へぇ。

すげぇじゃん。」

行正が言う。

「ちなみに人狼ってのはどんな能力があるんだ?」

幸大が言う。


「まぁ…人間の姿や狼の姿、それから人狼って言う人間っぽい狼の姿になれるな。


後は身体能力が上がる。

吸血鬼の飛べないバージョンだ。


回復力もそれなりにあるし。


後は嗅覚と聴覚が鋭くなる。」

人狼について行正が言う。


「吸血鬼は血を吸わないと死ぬけど、人狼は?」

幸大が言う。


「人狼も血が必要だぜ?

ただ、吸うんじゃなくて飲むって言うか食べる?

みたいな。」
< 251 / 495 >

この作品をシェア

pagetop