ハーレム ブラッド2
俺には帰るべき場所が…待っている人がいるから…
三日目


本日のスケジュールは

京都出発→大阪城見学→大阪出発→新幹線で東京→スカイツリー→千葉のディズニ◯ランド関連ホテル到着







大阪



「たこ焼!!」

クーニャが言う。

ガシッ!

華乃がクーニャの襟を掴む。


「クーニャ君、今は自由時間じゃない…集団行動は乱すものではないよ?」

華乃が言う。


「ストリート漫才だ!!」

マリアが言う。



「皆で歩いてるのに立ち止まらないの。」

朱鳥がマリアの手を引く。






大阪城


「では、ここからは自由時間です。


11時半までにまたここに集まってね。

解散!」

優衣が言う。



「大きいわね…

木材を組み合わせてこれだけ大きくて頑丈な建物を作れるのは日本だけなのよね。」

姫野が言う。


「火をつけたら簡単に燃えるんじゃないか?」

マリアが言う。

「そんな簡単には行かない。

壁は石でコーティングされたり、壁に土を塗ることで火はつかないし…昔の火計は火矢だから石はもちろん、土が固まれば矢は刺さらないからな。」

華乃が言う。



「中にエレベーター…


景観も雰囲気もぶち壊しですわ…」

アゲハが言う。


「でも…大勢に囲まれたらそりゃ負けちゃうわよね。


夏の陣だっけ…」

朱鳥が言う。



「いや…この城は本来なら絶対に落とされない城だったんだ。


ここには三つの堀があったからな。


それを家康にビビった秀吉の奥さんが埋め立てた。


だから…大勢に囲まれて負けちまったんだよ。」

幸大が言う。

「幸大君、博識〜」

優衣が言う。

「いや…けっこう常識だぞ?



秀吉は城攻めのエキスパートだったからな。

自分自身が簡単には攻略できない城を造ってそこに住んだんだ。



小田原城もかなり攻略は難しかったけど…秀吉は兵農分離で食糧を作る農家と闘う兵士を分けた。


だから…兵士が小田原城を囲み、長い時間を掛けて兵糧攻めをした。

秀吉の軍の食糧は農家がちゃんと作ってくれた。



兵農分離ってのは身分差や差別じゃなくて、それぞれのエキスパートに分けたんだよ。」

幸大が言う。
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