ハーレム ブラッド２

「あの…聞いていい？」

朱鳥が言う。

「何をかにゃ？」

クーニャが言う。

「何であなたたちはあんな男と一緒にいるの？」

朱鳥が言う。

「あんな男…とは幸大さんのことですか？」

咲子が言う。

「ええ。

あんな卑劣な人間と一緒にいるなんてどうかしてる。」

朱鳥が言う。


「撤回してください！

幸大さんは卑劣なんかじゃありません！」

沙羅が言う。

「何を言ってるのよ？

複数の女性に手を出すなんて…」


「おい…

それ以上、幸大を悪く言うならぶん殴るぞ？」

マリアが言う。

「な…」

朱鳥がたじろぐ。

「そうね…

楠木さんもそのぐらいにしないと…私たちも…黙ってはいれないわ。」

姫野が言う。

「楠木さん…君も懲りない人だ。」

華乃がやって来た。

「冬木さん…何でここに？」

優衣が言う。

「たまたま通りかかった時に岡田君とすれ違ってね…

そのあとに君たちの声が聞こえたから盗み聞きをした。」

華乃が言う。

「あ…リラが冬木さんにありがとうって言ってたよ〜。」

クーニャが言う。

「リラちゃんは帰ったのかい？

それは残念だ。」


華乃が言う。


「それで…何の用ですか？

盗み聞きを止めて出てくるなんて。」

咲子が言う。