ハーレム ブラッド2
浴室



大きな檜の風呂だ



「ふぅ〜

やっぱり日本人には風呂が一番だな…」

桂木祖父が言う

「まったく…何でこんなクソジジイと一緒に入らなきゃなんねぇんだよ…」

幸大が悪態を吐く





その頃

廊下



「あぅ〜」

優衣が廊下を行ったり来たり、と繰り返す


「先生、何やってんの?」

クーニャが言う

「幸大が先生のお祖父さんとお風呂に入ってるから気になってるのよ…」

姫野が言う


「別に更衣室まで入れば会話が聞けると思いますが?」

華乃が言う

「ば、バレちゃいますよ!?」

沙羅が言う


「浴室のドアは湯気で曇りますし、浴室は声が響きますから更衣室であればドアに近づかなくても聞こえます。」


咲子が言う


「よしっ、行くぞ。」

マリアが言う

「ちょっと、盗み聞きなんて趣味が悪いわよ?」

朱鳥が言う


「なら、盗み聞きしたい人だけ行きましょう?」

アゲハが言う






「結局全員じゃない…」

姫野が言う

「私は協調性を重んじただけよ…」

朱鳥が言い訳がましく言う

「うふふ…

幸大様の使用済みパンツ…」

アゲハが手を伸ばそうとする


「みなさん…隠密行動だということを忘れてませんか…?」


咲子が言う
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