ハーレム ブラッド2
「で…

俺に何か話があるんだろ?」

幸大が言う


「ああ…うむ。

本当ならば男同士、拳で語るのも良かったのだが…優衣が悲しむからな。」


桂木祖父が言う




「なんだか真面目な話みたいね。」


朱鳥が言う


「盗み聞きなんてして…少し良心が痛みます。」

沙羅が言う


「それでも少しなんだな。」

マリアが言う


「だって…幸大さんのことは気になりますから。」

沙羅が言う


「ですから…隠密行動ですからね?」

咲子が言う






「さっさと話なんか終わらせようぜ?」

幸大が言う



「ああ…


貴様…蒼月の眼の娘を孕ませたな?」



「孕ませたって…まぁ…そうだけどさ。


それが何だよ?」




「実はな、今までは貴様がハーレムだなんだと抜かし、優衣を始めとして複数の女と付き合っとるのは所詮は若気の至り、児戯だと思っていた。」


「…。」

「だが…孕ませたということならばそれはもう遊びではないぞ?」


桂木祖父の声が少し低くなる


「あんたには悪いけどな…咲子を妊娠させたのも、優衣や姫野たちと付き合ってたのも…何一つ遊びじゃねぇ。


命を賭けても賭けたりねぇくらいに最初から本気だ。」


「そうか…」
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