ハーレム ブラッド2
「…。」

「…。」


「何も言わないのかよ?」

幸大が言う


「何も、とは?」

「あんたなら文句とか嫌みを言うのかと思ってな。」

「言われたいのか?」

「んなわけあるか。」


「お前が中途半端な態度なら全力で殴れたがな…



ワシとて…本気の目と心構えをしてる者をバカにはできん。

文句を言おうとも…貴様の考えは揺らがんのくらい、わかっとる。」

「あんたはただのバカじゃなかったんだな。」


幸大が言う


「勘違いするなよ、クソガキ?」


「あ?」


「貴様の覚悟が立派なのは認めてやろう。


だが…優衣と付き合うことや結婚するのは絶対に認めん!!」


ただでさえ音の響く風呂場の空気が大きく震えた



「声がでけぇよ。

悪いけど、優衣は必ず俺の嫁にする!」


「貴様の声もでかいわ!!


上等!

このワシが結婚できんように打ち倒してくれる!!」


「だまれ老いぼれ!!」
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