ハーレム ブラッド2
「まだまだなっとらんな。


ワシはこやつらの声を聞いて即座にタオルを巻いたぞ?」


勝ち誇ったようなドヤ顔で桂木祖父が言う


「で…何でそこに居たんだよ…」

幸大が言う


「乙女の秘密です。」

咲子が言う



「そーゆーこと。


じゃーねー!」


クーニャを先頭に気絶した優衣と沙羅を背負って退散した






「さて…ワシも上がる。

お前は好きなだけ入ってろ。」


「そうさせてもらうよ。」

幸大が天井を見つめながら言う



「お前の先ほどの覚悟が揺らげば…命は無いと思え。」


「命が無くなる心配はねぇな…

不老不死の吸血鬼の王だからな。


だから…安心しろ。」


「ふんっ!

貴様に優衣を渡して安心などできるか!」


ピシャッ!


力任せに扉を閉めた桂木祖父の口元は少しだけ笑っていた
< 429 / 495 >

この作品をシェア

pagetop