ハーレム ブラッド2
「その辺はちゃんと話したわよ。

最初は幸大と離れるのが嫌だったし断ろうとしたから。


でも、拠点は東京じゃなくて良いって。


撮影とかの時は行かなくちゃいけないけど…

だから幸大とは一緒にいられるから。」

朱鳥が言う


「あら…残念。」

アゲハが少し安心したように言う


「ただ…条件があって…」

朱鳥が幸大を見る


「何だ?」

「彼氏がいるから…なんて理由じゃ周りから文句をつけられるから、彼氏とちゃんとケジメをつけるようにって…」


朱鳥が顔を赤らめた



「…。

任せとけ。

まぁ…卒業までは待っててほしいけど。」

幸大が言う


「…うん。」

朱鳥が小さくうなずく。




〜♪

幸大の携帯がメールを受信する


「ん?

華乃からだ…」


《君に会いたい 私の家の前に来てほしい》


「俺、ちょっと華乃の所に行ってくる。」

幸大が出かける準備をする

「私も行きましょうか?」

咲子が言う

「いや、皆はここに居てくれ。


じゃあ。」


ヴンッ!!


幸大が高速移動で消えた








「…。

本当に一生懸命よね…」

姫野が最後の1つのミカンに手を伸ばす


ガシッ!!


クーニャが姫野と同時にミカンを掴む



「私が先よ…離しなさい。」


「私の方が早かったと思うにゃ〜」




「はぁ…あなたたちも一生懸命ですね…」


咲子がミカンの入った段ボールを持ってくる


「本当に平和ね…」

朱鳥が溜め息気味に言う
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