ハーレム ブラッド2
翌日
夕方
空港
「観光らしき観光はまったくできなかったな…」
華乃が土産物を物色しながら言う
「お前は観光に来たわけじゃないだろ?」
幸大が言う
「だが…君は先生と随分仲良く観光したそうだな?
ホテルで先生が楽しそうに語ってくれたよ。」
華乃がジトッとした目で見つめる
「うっ…」
幸大が気まずそうにする
「あぅ…ごめんね?
嬉しくてつい話しちゃって…」
優衣がシュンとなる
「いや…そんな顔をしないでくださいよ!!」
「確かに、私は観光しに来たわけではないが…せっかく好きな人と遠出したのに思い出の一つもないとは…」
華乃が声を小さくして言う
「じゃ、これで機嫌でも直してくれ。」
幸大が手のひらサイズの小さな紙の袋を渡す
「これは?」
「昨日、買ったんだ。」
「これはヘアピン?」
小さな花のついたヘアピンを華乃が眺めながら言う
「ありがとう。
…どうかな?」
華乃は早速つける
「可愛いよ。」
「そうかい?」
華乃が眼鏡を触りながら顔を赤くする
「そろそろ飛行機に乗る時間だよ?」
優衣が言う
「はぁ…
眠くなってきたな…」
幸大が言う
「寝不足?」
優衣が言う
「ん…まぁな。」
幸大が飛行機の座席に座りながら言う
「確か…幸大君はホテルで余分に料金を払っていたが…」
華乃が言う
「き、気のせいだろ?」
幸大が動揺する
「ペイチャンネルだな?」
華乃が言う
「何、それ?」
優衣が言う
「ビジネスホテルなどはいかがわしい映像を特別料金を払って視聴することができるんですよ。」
華乃が言う
「いかがわしい!?
幸大君!!」
優衣が頬を膨らます
「いや、その好奇心ってヤツで…」
「その…私だって居るんだし…
べ、別にそういうことしたいとかじゃなくて…
ただ、やっぱり、幸大君が私たち以外の人をそういう目で見るのは嫌だな…って。」
優衣が言う
「優衣はなんて可愛いんだ!!」
幸大は優衣の頭を撫で回す
「はぅ…」
「今度からはもうしないから。」
幸大が言う
「うん…。」
優衣は撫でられて目を細める
「幸大君…私も居るのだが?」
華乃が言う
「言っただろ?
華乃は帰ったら、前のクーニャにしたのと同じことをしてやるって。」
「…。
それは楽しみにしてて良いのだろうか?」
「少なくとも俺は楽しみだよ。」
「…そうか。」
「じゃ、俺は着くまで寝るから。」
夕方
空港
「観光らしき観光はまったくできなかったな…」
華乃が土産物を物色しながら言う
「お前は観光に来たわけじゃないだろ?」
幸大が言う
「だが…君は先生と随分仲良く観光したそうだな?
ホテルで先生が楽しそうに語ってくれたよ。」
華乃がジトッとした目で見つめる
「うっ…」
幸大が気まずそうにする
「あぅ…ごめんね?
嬉しくてつい話しちゃって…」
優衣がシュンとなる
「いや…そんな顔をしないでくださいよ!!」
「確かに、私は観光しに来たわけではないが…せっかく好きな人と遠出したのに思い出の一つもないとは…」
華乃が声を小さくして言う
「じゃ、これで機嫌でも直してくれ。」
幸大が手のひらサイズの小さな紙の袋を渡す
「これは?」
「昨日、買ったんだ。」
「これはヘアピン?」
小さな花のついたヘアピンを華乃が眺めながら言う
「ありがとう。
…どうかな?」
華乃は早速つける
「可愛いよ。」
「そうかい?」
華乃が眼鏡を触りながら顔を赤くする
「そろそろ飛行機に乗る時間だよ?」
優衣が言う
「はぁ…
眠くなってきたな…」
幸大が言う
「寝不足?」
優衣が言う
「ん…まぁな。」
幸大が飛行機の座席に座りながら言う
「確か…幸大君はホテルで余分に料金を払っていたが…」
華乃が言う
「き、気のせいだろ?」
幸大が動揺する
「ペイチャンネルだな?」
華乃が言う
「何、それ?」
優衣が言う
「ビジネスホテルなどはいかがわしい映像を特別料金を払って視聴することができるんですよ。」
華乃が言う
「いかがわしい!?
幸大君!!」
優衣が頬を膨らます
「いや、その好奇心ってヤツで…」
「その…私だって居るんだし…
べ、別にそういうことしたいとかじゃなくて…
ただ、やっぱり、幸大君が私たち以外の人をそういう目で見るのは嫌だな…って。」
優衣が言う
「優衣はなんて可愛いんだ!!」
幸大は優衣の頭を撫で回す
「はぅ…」
「今度からはもうしないから。」
幸大が言う
「うん…。」
優衣は撫でられて目を細める
「幸大君…私も居るのだが?」
華乃が言う
「言っただろ?
華乃は帰ったら、前のクーニャにしたのと同じことをしてやるって。」
「…。
それは楽しみにしてて良いのだろうか?」
「少なくとも俺は楽しみだよ。」
「…そうか。」
「じゃ、俺は着くまで寝るから。」