ハーレム ブラッド2
しばらくして


瑞希は泣き止んだ



「で…これからどうすんだ?」

幸大が言う


「取り合えず…借金は法的手続きを踏めば良いんじゃないかな?」

優衣が言う


「え?」

「だって…2000万なんて銀行も起業する時だって貸してくれないはずだから…」


「確かに、子どもも居ますし、借金がわかったのはつい最近なら…

借金を作ったのも最近…じゃないですか?」

沙羅が言う


「その場合、ヤミ金の確率も高いし、法的手続きで簡単に片付くわね。」

姫野が言う


「でも…それだったら離婚する前にやってるんじゃない?」

朱鳥が言う


「おそらく、そう言うことをさせようともしないってことじゃない?」


アゲハが言う

「そう言う奴らは公的手続きも無視するし、警察に捕まるのもお構い無しだからな。」

マリアが言う


「それに…借金をチャラにしたところで今後の生活も困るんじゃないですか?


大して働いたこともない瑞希さんがバイトやパートを簡単にこなせるとは思いませんし、それで得た給料で生活できるような節約術もないでしょう。


何よりも、赤ん坊が居るのですからおいそれと働きにも出れませんよ?

保育園などに預けるお金もないですよね?」

咲子が言う

「生活保護とかの助成は?」

幸大が言う


「実家は相当な金持ちだから無理よ。

審査を通るのは難しいわ。」

姫野が言う
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