ハーレム ブラッド2
「はぁ…。

本当に…どうしよう?」

瑞希が華乃に言う


「悩まずとも…彼は…

いや、彼らは助ける気満々だよ。」

華乃が幸大と幸を見ながら言う

「幸はよくはわかってません…が、幸大さんに似てしまったようで。


女性が困ってるのを心配したり、慰めたり、助けようとしたり…


我が子の行く末が心配ですよ…」

咲子が言う


「まぁ、この父にしてこの子あり、ね。」

姫野が言う



「あの…一体?」

瑞希が言う


「借金はその団体にVAPを使って圧力をかけてチャラにするさ。


で…生活資金だが、無利子で貸してやる。」


「本当にですか!?」

瑞希が言う


「貸すだけだからいつか返せよ?」

幸大が言う


「はい、必ず…お返しします!!

いざとなったら…この体で以てでも…」

瑞希が言いかける


「ああ…ちなみに…

幸大様に体で返そうなんて思ったら…風俗に売り飛ばして擦りきれるまで稼いでもらうわよ?

ふふふ…」


アゲハから殺気が漏れる



「あははは…」

瑞希の笑顔がひきつる


「そう言えば、君の娘の名前を聞いてなかったな…」


「ああ…この子の名前は、」


ピンポーン!

その時チャイムが鳴る



「はーい!!」


幸が玄関に走っていく


「最近、幸は玄関に出て人を迎えるのが好きですね。」

咲子が言う


「俺たちの真似事みたいな、そう言うことをやりたがる年頃なんだろ?」

幸大が咲子の肩を抱き寄せて言う
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