ハーレム ブラッド2
「あっそ…」
「瑠奈から伝言だ。」
「御母様から?」
「『お母さんは買い物に行ってきます。
しばらく戻らないから存分に甘えなさい』
だそうだ。」
「な!?
甘えるわけないでしょ!!」
朱鳥が言う。
「取り合えず…病人が騒ぐな。」
「…。」
「熱は?」
「39度。」
「咳は?喉とかは痛くないか?
鼻声では無さそうだが…」
「熱があるだけ。
それから…関節が少し痛い。」
「薬は?」
「御母様が飲んだら免疫力がつかなくなる…って。」
「まぁ…あながち間違いではない。」
幸大が言う。
「今日は…他の皆は一緒じゃないの?」
「あいつらにお見舞に行くって言ったら殺意の眼で睨まれた…
アゲハと咲子はお前にトドメを刺すとか言ってたぞ。」
「そう…」
「呼んでほしかったら呼ぶけど?」
「べつにいい。」
「そうか。
他になんかしてほしいこととかあるか?」
「…。」
「何でも良いぞ?」
「…。
そこにいて。」
「…いるだけで良いのか?」
「私と話をして。」
「ああ…良いぞ。
何の話をする?」
「私…御母様が人間の時に生まれた子供なの。」
朱鳥が言う。
「ああ…聞いた。
今の父親が吸血鬼で、事故で死にかけて吸血鬼になることで瑠奈は助かったんだよな?」
幸大が言う。
「瑠奈から伝言だ。」
「御母様から?」
「『お母さんは買い物に行ってきます。
しばらく戻らないから存分に甘えなさい』
だそうだ。」
「な!?
甘えるわけないでしょ!!」
朱鳥が言う。
「取り合えず…病人が騒ぐな。」
「…。」
「熱は?」
「39度。」
「咳は?喉とかは痛くないか?
鼻声では無さそうだが…」
「熱があるだけ。
それから…関節が少し痛い。」
「薬は?」
「御母様が飲んだら免疫力がつかなくなる…って。」
「まぁ…あながち間違いではない。」
幸大が言う。
「今日は…他の皆は一緒じゃないの?」
「あいつらにお見舞に行くって言ったら殺意の眼で睨まれた…
アゲハと咲子はお前にトドメを刺すとか言ってたぞ。」
「そう…」
「呼んでほしかったら呼ぶけど?」
「べつにいい。」
「そうか。
他になんかしてほしいこととかあるか?」
「…。」
「何でも良いぞ?」
「…。
そこにいて。」
「…いるだけで良いのか?」
「私と話をして。」
「ああ…良いぞ。
何の話をする?」
「私…御母様が人間の時に生まれた子供なの。」
朱鳥が言う。
「ああ…聞いた。
今の父親が吸血鬼で、事故で死にかけて吸血鬼になることで瑠奈は助かったんだよな?」
幸大が言う。