ハーレム ブラッド2
「でも、あんたもよくお見舞に来たわね。」

「え?」

「私はあんたに散々なことをしたのに…」

「俺は甘い人間だからな…


それに…弱ってるお前を見れたし。」

「私の弱ってるところをみて嬉しいの?」

「ああ。

なんか、可愛いしな。」

「な!?」

「冗談じゃなくてマジで。」

「ど、どのくらい?」

「え?」

「例えるならどのくらい…可愛いの?」


「…。

なんか…マジで…可愛い。


そうだな…例えるなら…

襲いたいくらい。」

「…大バカ。」

「はいはい…

そろそろ暗くなってきたし…帰るかな。」


ガシッ!!

朱鳥が幸大を掴む。

「ずっと…一緒に…」


朱鳥が小さな声で言う。

「はぁ…。

マジで…しおらしいお前といたら襲いたくなるから帰るんだ。

俺だって本来なら人を襲って血を吸う吸血鬼なんだぞ?

たまたま特殊であって…」

「少しくらいなら…襲っても…良いわよ。」

ドクンッ…

幸大の胸が大きく鳴る。


「だから…側にいて…」


ドクンッ…ドクンッ…


「楠木…

いや…朱鳥。」

幸大が朱鳥に顔を近づける。

「良いわよ…あんたなら。


……ん。

んむ…ん、はむ…れろ…ちゅっ…」


2人は長めのキスをする。
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