ハーレム ブラッド2
「ぷはっ…はぁ…はぁ…


バカ…

ファーストキスなのに…舌まで…」

朱鳥が頬を真っ赤にして潤んだ瞳で言う。

「あまりにも可愛くてな。」

「本当に…大バカね。」


「バカだから…もう止められないぞ。」

再び、幸大が顔を近づける。

「風邪が移っても…知らないわよ。

ん…。」

短めのキスをする。

「朱鳥…」

幸大が優しく朱鳥の頬に触れた。

「幸大…」

「ストーーーーップ!!」

ドンッ!

幸大から横から誰かに体当たりされた。


ドサッ!

地面に尻餅をつく幸大。


「な!?

クーニャ!?」

体当たりしたのはクーニャだった。

ガッ!

幸大の後ろ襟を誰かが掴み幸大を立ち上がらせる。

「お楽しみのようね。」

姫野が言う。

「幸大さん…今、何をしようとしてましたか?」

バリバリ戦闘体勢の咲子が言う。

「はぅぅ〜

幸大君が他の娘とキスしてるよぉ…」

優衣が泣きながら言う。

「幸大さん…酷いです…」

沙羅が言う。

「お前は病人に何やってんだ!!」

マリアが言う。


「そうよ…幸大様。

そんな小娘に頼らなくても…私は幸大様の望むことならば例えアブノーマルなことでも致しますわ…」

アゲハが言う。


「楠木さんも病弱なキャラを使ってくるとは…侮れないな。」

華乃が言う。
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