ハーレム ブラッド2
弱ってる君もまたいとおしくて
翌日


学校


「あれ?

楠木、もう良いのか?」

幸大が言う。

「お、おはよ…

別にただの風邪だもの…寝てれば治るわよ。」

朱鳥が言う。

「そうか?」

ピタッ…

幸大が朱鳥の額に手を置く。

「ひゃう!?」

バッ!

朱鳥が後ろを向く。

「ん?」

「あ…あんたは…いきなり…」

朱鳥が顔を真っ赤にしながら言う。


「何か…最近、幸大は女性へのボディタッチを普通にやるようになったわね。」

姫野が言う。

「女の子との接触が多いからねぇ…」

クーニャが言う。

「女に気安く触るな変態!」

マリアが言う。


「私はもっと触れてほしいわ…くまなく。」

アゲハが言う。


「そ、そもそも…あんたは何でそんな平気な顔してるのよ!!

昨日…私とあんなことしといて…」


「あんなこと?

あぁ…キス…」

バゴッ!

「がはっ!!」


朱鳥の右ストレートが幸大の顔面を打ち抜いた。


「お見事です。」

咲子が言う。



「あれ?

咲子は沙羅の護衛をしてんじゃなかったの?」

姫野が言う。


「実は、華乃さんからメールが届いたので。」

咲子が言う。

「メール?」

幸大が立ち上がる。
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