ハーレム ブラッド2
結局


アゲハの部屋


「最近、学校をサボる癖でもついてんのかなぁ…」

幸大が言う。

「幸大様のお手を煩わせてしまって…申し訳ありませんわ…」

アゲハが言う。

「親が出掛けてんなら…仕方ないさ。

早く着替えてベッドに入れ。

俺は汗を拭くタオルとかを持ってくるから。」

幸大が部屋を出る。



数分後


「悪いな…タオルが中々見つからなかった。」

幸大が洗面器に水とタオルを入れて持ってきた。

「って…着替えてろって言っただろ…」

幸大が制服のままベッドの上に横たわるアゲハに言う。

「着替えるのも…辛くて…」

アゲハが言う。

「そっか…

じ、じゃあ…咲子を呼んで着替えを手伝わせるか…」

「幸大様に…着替えさせてほしいわ…」

「こんなときに何言ってんだよ…」

幸大が言う。

「病人のワガママくらい聞いてほしいわ…」

アゲハが小さく微笑む。

「ったく…

襲われても文句を言うなよ?」

幸大が言う。

「女性はヤると治りが早いのよ…


体も暖まるし、汗もたくさんかくから。

ふふふっ…」

少し辛そうに笑う。



「ったく…パジャマは?」

「そこ…」

アゲハが指差す。

「じゃ…行くぞ?」
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