お仕置きゲーム。
約数か月後、あの子の父親をクビにさせた。そして、更に追い込んでいく。だんだんとあの子がメグミに近づいているのを知るたびに嬉しさがこみ上げてきた。
それから大学を無事卒業した博隆は医者になり、近所の病院へと務める事になる。メグミはきっとここへやってくると信じて、今後の計画をたてながら日々を過ごしていく。
ある日、博隆の元にとある少女、いや、少年が現れた。バクバクと鳴り響く心臓。
(ああ、やっと会えた。やっと、物語が始まったんだね。)
大きく目を見開き、少年を見つめる。
「...何か?」
「...い、いや、なんでもない。ちょっと質問してもいいかな?」
「はい。」
これは確認だ。そう、この子があの時の子だと理解するためのもの。
「小さい頃、自分の体に違和感を感じた事はない?おままごとや可愛い服に興味持たなかった?」
「もちませんでした。」
「小さい頃、何をして遊んでいたの?」
「...鬼ごっこ。」
近所の公園で遊んでいた子供4人の事を思い出した。この子に違いない。可愛い可愛いメグミが今、目の前にいる。