お仕置きゲーム。
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その後、駆け付けた警察による捜査が始まった。犯人らしき人物は、逃亡しているところ警察に見つかり、逮捕されたらしい。
警察に連れられ、おじさんの家を出ると警官と野次馬でいっぱいだった。「真咲!」俺のかあさんの声が聞こえて、視線を向けるとぎゅうっと強くだきしめられた。「よか、った。」「...かあさん。」震える手で抱きしめかえせば、母親の腕の力が強まる。
「本当に、無事で、良かったわ。」「...母さん。」「生きてて、よかった。」とまったはずの涙がじわり、と浮かぶ。しかし、背後から聞こえた声により涙はひっこんだ。
「どうして、美紀だけが、こんなめにあうのよ。」
母さんから離れて視線を向ければ、壊れたように笑う美紀の母親が立っていた。俺をキ、っと睨んだあと、美紀の体と一緒に救急車に乗る。
「そっちの子も、一緒に乗ってくれますか?」念のために、とつけたす警官の申し出を断ったが、母さんが無理やり俺を引っ張ったため、救急車に乗ってしまった。
気まずい空気が流れる。
病院に向かう間、美紀の母親とは一言も会話をすることはなかった。