お仕置きゲーム。



「警官がセクハラかよ。」

「違うわよ、検査って言ったじゃない。」

「ふうん。」

俺は尚も撫で続けるオンナの手をとり、自分の指を絡めた。突然の行為に驚いたオンナの瞳を真っ直ぐと見つめ、嫌らしく口元をつりあげてみせる。


ごくり。

喉が上下したのを見て、さらに笑みを深めた。


「おれ、償いに来たンだけどな。」


あいている手をのばし、するりとオンナの頬を撫でる。

「やらしいことしにきたんじゃないよ?」

ねえ、早く次に進んでよ。


「ッ、」

オンナは俺を見て頬を真っ赤にさせて、欲情した瞳を向ける。すこしやりすぎたか、と内心思った。

「さみぃんだけど、服着ていい?」

「え、ええ。」

許可をもらい、服を着た。看守が俺の荷物をチェックし、なにやら書類に書き留めている。書類に書き留めるようなモノ、入ってたっけ?俺、服と菓子しか持ってきてないのに。

「...。」

看守は俺の鞄からでてきたうまい棒を見てから、俺に視線を向けた。

「何。」

「食べ物の持ち込みは禁止だ。没収させてもらう。」

「あァ、どーぞ。」



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