【更新凍結中】禁断恋愛◇堕ちてはならないと知ってても
「おい、青海(オウミ)!」
私が考えていると、隣の席の男子----小田部君だっけ?----から声を掛けられた。
「何?」
私が少しうっとうしそうに答えると、小田部君は真面目な顔をして
「小谷(コタニ)とお前、手紙のやり取りしてるっぽいけど、静かにやらないと先生にバレるぞ!」
と忠告してきた。
私は、あれ?そんなに騒がしくしてたっけ?、と思いながらも一様「ありがと」と言っておいた。
あ、小谷って言うのは千絵の苗字ね!
それにしても千絵、一体先生にどんな気持ちを抱いているんだろう?
それに、実際千絵に「応援して!」と言われても私は千絵に謝ることが出来るかな?
そんな勇気、今の私には無いし......。
あぁ、こんなに弱虫で臆病な私なんか大嫌い!!