【更新凍結中】禁断恋愛◇堕ちてはならないと知ってても


「ハイ。返事返ってきたよ」


「あ、ありがとう」


私は回してもらった手紙を急いで開けた。



《だよね、だよね!やっぱりカッコいい!!

見てるだけ!?......分かった。頑張る!


え!?何を今更(笑)これだけ話してるんだからもう気づいてるでしょ?

私は......本気で先生が好きだよ?》



あぁ、そうか。

やっぱり千絵は先生が好きなんだ。


私は千絵に慌てて返事を書いた。


《ゴメン!気づかなかったかも。

そっか......。本気なんだね。


あのね。千絵にはゴメンだけど、先生には彼女候補がいるよ》



"先生には彼女候補がいるよ"


これは、私からの千絵に対する"諦めて"の意味を込めた返事だった。

でも、千絵はこんなことぐらいじゃ諦めない。

だけど、お姉ちゃんの幸せを願う私には千絵の恋は諦めてもらわなくちゃならない。


パパとママが死んだ後、10年間ずっと私を育ててくれてたお姉ちゃんのためにも......------




千絵、本当にゴメンね。
こんな友達で本当にゴメン。



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